モバイルエコーについて詳しくご紹介します
整骨院で活躍するモバイルエコー
整骨院は、柔道整復師という国家資格を持つ人が治療を行います。
骨や筋肉というのは外観だけではわかりにくい部分ですから、場合によっては誤った治療をしてしまう可能性は否定できません。
そうなれば、患者に余計な苦痛を与えてしまいます。
そこで整骨院で導入されているのが、モバイルエコーです。
超音波を患部に当てることで、骨や筋肉の状態を画像に出して、今どういう状態なのかがすぐにわかります。
その画像を元に、どこを重点的に治療していけば良いのかというプランも立てられます。
また、医師ではない柔道整復師だとX線検査ができないのですが、モバイルエコーであれば問題なく使えます。
エコー検査ということでは大きな病院で導入されているものがありますが、それは性能が高いかわりに大きな機器で持ち運びができません。
一方でモバイルエコーは手軽に扱える大きさで、骨や筋肉の状態を簡単に調べられます。
価格も普通のエコーと比べて価格が安いので、導入しやすいです。
モバイルエコーが柔道整復師による施術の質を高める
従来の柔道整復師はカウンセリングを通じた対話や長年の経験から対象となる患者さんの状態を探り、痛みや疲れを緩和するための施術が実施されていましたが、昨今ではより確実なエビデンスが求められることが増えています。
かつてエコーを導入するとなると高額な費用と設置スペースが必要でしたが、安価で小型であることからここ数年で普及し始めているモバイルエコーの登場により事情は大きく変化しています。
これまで経験や勘という目に見えないものも高度なスキルでしたが、モバイルエコーで患部が可視化されることで、より適切な施術が可能となりました。
患者さんもモバイルエコーによる画像を見ながら説明を受ければ、どの個所にどのような損傷があり、それを改善ずるためにこれからどのような施術を実施するのかを正しく理解でき、納得して任せられるのも重要な要素です。
これらの例が示すようにモバイルエコーの登場により、柔道整復師による施術の質を高めることに成功しています。